骨の密度が骨自体がもろくなってしまって骨折をしやすくなってしまう骨粗鬆症。
閉経後の更年期では、骨の代謝を調節している女性ホルモンの減少により骨粗鬆症になりやすいといわれています。
閉経後になる骨粗鬆症を、閉経後骨粗鬆症といいます。
今回は、更年期と骨粗鬆症の関係と対策について解説していきます。
上記の通り、閉経後骨粗鬆症の原因は骨の代謝を調整する女性ホルモンであるエストロゲンの減少することが原因です。
エストロゲンは、古い骨を吸収する破骨細胞と、新しい骨を作る骨芽細胞の両方に作用しています。
閉経後のエストロゲンの減少により破骨細胞の骨吸収がしてしまい、骨量が減少すると考えられています。
他にも、運動不足や食事、日光照射不足、喫煙、過度のアルコール摂取なども閉経後骨粗鬆症の原因の一つです。
明らかな骨粗鬆症の自覚症状は、骨折するまではあまりないといわれています。
ただ、参考になる目安として20歳の時よりも身長が3cm以上縮んでいる場合は知らぬ間に骨折していた可能性があります。
これには筆者もびっくりです!
最近では、保健所や一般の病院でも骨粗鬆症の検査ができます。
検査の種類は3つ
脊椎X線検査・DEXA法(骨密度検査)・超音波法
DEXA法(骨密度検査)以外は、手軽に受診できる施設が増えているようです。
骨密度検査の費用相場は、数百円(自治体など/MD法、QUS法)~4,500円前後(全額自己負担の場合/DEXA法)
・投薬
どんなタイプの骨粗鬆症かを調べてから、ビタミン剤やホルモン剤など、その人に合った薬を処方します。
タイプとしては、
・閉経後で骨折のリスクが低い人
・閉経後で骨折のリスクが高い人
・治療に関わらず骨折リスクが高い人
それぞれのタイプや症状に合わせた薬を処方し、治療効果がなければ薬を増やしたり調整を加えて治療をします。
ただ、最近ではそれぞれのタイプに合わせた薬を併用することも、骨折リスクを減らすことが明らかとなっているようです。
・食事、運動
カルシウムやビタミンDなど、骨密度を増加させる栄養素を積極的に摂ることを意識しましょう。カルシウムとビタミンDを同時に摂ることで、腸管でのカルシウム吸収率がよくなるといわれています。
ビタミンDは、骨量を保つうえで重要な栄養素ですが、食事と日光(紫外線)からしか体内に供給できません。
一方、塩分、カフェイン、アルコール過剰摂取、喫煙は骨粗鬆症のリスクを増やすので、控えましょう。
ビタミンDの摂取においてもそうですが、適度な運動は骨の形成に欠かせない要素です。
1日30分から1時間程度の適度な運動をすると、骨に圧力が加わり、その刺激が骨の形成を促進します。
さらに運動は転倒による骨折予防にも重要な役割を担っています。
転倒の際に骨を守る筋肉が運動不足で低下してしまい、骨折しやすくなってしまうのです。
転倒は年齢がますにつれて発生も増加します。
無理のない程度に、軽い運動から始めるのが大切です。
いかがでしたか?今回は、更年期と骨粗鬆症について解説しました。
骨折してしまうと年齢がますにつれて治りも遅くなってしまいますし、生活に支障をきたしてしまいます。
あまり明らかな自覚症状がないのも怖いですよね。
この記事が、閉経後骨粗鬆症を知るきっかけになってくれればうれしいです!
筆者の母や祖母も骨折しやすくなりました。
もちろん、ずっと健康のままで歳を重ねていくことではないのは
承知しておりますが、、とは言え
検査などを受けたり自分の今の身体の状況を知ること、
対策は心がけられることだと思います。
筆者もですが身体に不調や、病気になり自分の生活を見直しました。
何かあってからだと遅いことを自身の体をもって体感しております。
更年期と関係ない方も
更年期で悩まれている方も
日々の中で笑顔溢れる時間を過ごすために
自分の体のこと大切に向き合ってもらえるきっかけとなれば嬉しいです!