更年期の身体的・精神的症状は治療によって緩和をサポートすることができます。
今回は、精神的にあらわれる更年期症状の治療法をご紹介します。
更年期症状にも個人差があるため、治療の際には医師の指示に従って、ご自身に合った治療を受けてくださいね。
更年期というと、婦人科のイメージ。
それに、心療内科って少し受診するのを躊躇いがちになりますよね。
実は、更年期障害で心療内科にかかる方は、少なくありません。
不安やストレスは、更年期障害を悪化させる要因といわれています。
精神的に違和感があれば、ぜひ心療内科を検討してみてください。
(ファーストアクションは、婦人科でも対応してくれます!)
ホルモン注射であるHRTや漢方が効かない場合には、不安の軽減に特化した抗うつ薬などの投薬治療がなされる場合があります。
その中の一種である選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSIR)は、精神的な症状にはもちろん、のぼせ・ほてりなどの血管運動神経症状に対しても一定の効果を示すともいわれています。
*注意点は副作用が生じる場合があります。
断薬、減薬時には注意が必要です。
『抗うつ薬中断症候群』という断薬、減薬時に風邪のような症状、不眠、めまい、吐き気、だるさ、痺れや耳鳴りが怒ることが多いです。
ホルモンバランスが乱れるほか、更年期になる40-50代は、家庭や職場の環境変化が要因で精神的に不安定になる方が多いといわれています。
さらに、老化の意識などがストレスとなり、体の変化に合わさって更年期障害の症状を重くすると考えられていますのです。
精神療法では考え方や行動を、対話を通して整えることで精神的な症状を和らげていきます。
医学的な治療ではありませんが、自律神経を整えるサポートをするヨガやハーブティーを取り入れることで、リラックスをすることも精神的な症状にはおすすめです。
ある研究では、寝る前の10分間ヨガを取り入れただけで更年期症状や抑うつ症状が改善されたという結果が出ています。
また、ヨガは運動する際に懸念されるホットフラッシュも出にくいとされていることも、更年期症状の改善におすすめポイントです。
ハーブは、ホルモンバランスの調整をサポートするほか、カモミールやレモンバームなど自律神経を整えるサポートするハーブがたくさんあります。
ハーブの使い方は、ハーブティーやハーブバスなどさまざま。
お気に入りのハーブを生活の一部に取り入れてみてはいかがでしょうか?
いかがでしたか?今回は、更年期の精神的な症状への治療法を紹介しました。
更年期で心療内科にかかる方は少なくないといいます。
精神的な症状は、身体的な症状悪化へつながるといわれています。
少しでも精神的に違和感があれば、婦人科はもちろん心療内科の受診もご検討してみてください。
この記事が、少しでも症状緩和への参考になれば幸いです!