ニキビができた、化粧ノリが悪くなった、など生理前後で肌荒れに悩む方は多いのではないでしょうか？
実は、ホルモンバランスの乱れによる肌荒れの影響はとても大きいんです。
今回は、ホルモンバランスと肌への影響をご紹介します。

１，生理前後にニキビができる原因

女性ホルモンには「エストロゲン（卵胞ホルモン）」と 「プロゲステロン（黄体ホルモン）」の2種類が存在し、常に変動します。
「エストロゲン（卵胞ホルモン）」は美肌をサポートするはたらきがあり、
分泌量が増えるほど、肌の調子が良くなるといわれています。
一方、「プロゲステロン（黄体ホルモン）」は男性ホルモンに似たはたらきがあり、皮脂の分泌にはたらきかけます。
生理前は「プロゲステロン（黄体ホルモン）」が増えやすくなることで、ニキビや毛穴つまりの原因となります。
生理前のニキビや不調、
生理前症候群(PMS)もこういったホルモンバランスの乱れが要因です。

また、生理中はどちらのホルモンも減少することで肌のバリア機能が低下し、肌の状態が不安定になります。

２，更年期と肌荒れ

女性ホルモンが急激に減少する更年期は、肌トラブルが起こりやすくなります。
その結果肌の乾燥、ハリ・弾力の低下、シミ、シワなどのさまざまな肌の悩みが現れてくるのです。
さらに、ホルモンバランスの乱れは肌バリアの機能低下による敏感肌の原因にもなります。
普段使っていたスキンケアが合わなくなったり、今まで使っていたスキンケア用品が肌に負担を与えてしまったりすることがあるため、
更年期の肌には、負担のかからない低刺激のスキンケア品を選び、なるべくシンプルなケアを心がけましょう。

３，更年期の肌トラブルを防ぐスキンケア

女性ホルモンの減少で、しだいに皮脂腺や汗腺が萎縮し、うるおいの元となる皮脂や汗の分泌が減ってきます。また、肌のうるおいを守るヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分も少なくなります。
更年期のスキンケアポイントを紹介します。

・クレンジング、洗顔
必要な皮脂を洗い流し過ぎないように、クレンジングミルクや低刺激の洗顔を使用しましょう。
皮脂を取りすぎないよう、高温のお湯ではなくぬるま湯で洗い流しましょう。
また、ふき取りもゴシゴシ拭くことはせずに、タオルに水分を吸わせるようにタオルをやさしく顔に当てるようにしてください。

最近は洗顔のしすぎより、
朝はぬるま湯洗いが一般的になりましたね。
とはいえ、日々のストレスや、疲労によりプロゲステロン(黄体ホルモン)
が増えることにより皮脂の分泌が増えていることも。
そんな日の朝は、普段ぬるま湯のみの方でも洗顔をしてみたり拭きとり
化粧水を使用するなど、
自身の肌の状態をによって変えてみることも大事です！

・化粧水
セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が配合されたタイプを使用しましょう。

・乳液、クリーム
こちらは、ご自身の肌に合わせたものを使用しましょう。
ただ、美容クリームなど油分や栄養分の多い基礎化粧品を皮膚に塗りすぎることで、肌に棲んでいる常在菌のバランスを崩してしまうことがあるため、過剰に塗り過ぎないよう注意しましょう。
筆者も過剰に塗りすぎてニキビができたことがあります！笑笑
何事も適量を学びました！

４，更年期の肌をサポートする食べ物

女性ホルモンの減少により失われた保湿力は、食べ物からも摂取することができます。ヒアルロン酸やコラーゲンを作ってくれる、ビタミンAやCを多く含んだ食べ物を摂るようにしましょう。

・卵など：コラーゲンの主原料であるアミノ酸が豊富
・イチゴ、キウイフルーツなどのフルーツ：ビタミンCが豊富
・うなぎ、ホウレンソウなど：ビタミンAが豊富

５，おわりに

いかがでしたか？今回は、女性ホルモンと肌への影響をご紹介しました。
女性は特に気を付けたい肌トラブル。
食べ物やスキンケアを意識していつまでも健康的な肌でいたいですね。